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世界の視点が変わるオススメの書籍 5選

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1  超訳 資本論 お金をしれば人生が変わる   

    許  成準

 

 

この本はカール・マルクス資本論の解剖書である。

資本主義システムの構造を論理的に説明してあり、例も取り入れた文章は読んでいて面白い。難しい経済書を読む前にまず本書で要点をおさえることで理解が進む。

多くの人が雇われている身であると思う。僕もその一人だが、この本を読み、自分が一労働力という「商品」であるという客観の視点が得られた。本書を読み資本主義システムを理解すれば、今まで自分が生活してきた世界が違う見え方をすると思う。自分の働き方を考えさせられる1冊だ。

 

 

2  世界はすでの破綻しているのか?

    高城  剛

 

著者の経歴はすさまじい。世界各国を飛び回り、あらゆる国で仕事をしてきた著者はその圧倒的な経験により本当にリアルな世界を感じさせてくれる。

2008年ロンドンに住んでいた著者は、リーマンショック後一瞬で街の空気が変わり、イギリス人が質素な暮らしへと早変わりしたことを体感している。また2009年に移住したスペインでも不動産バブルの崩壊から、若者の失業率が50%を越えた状況を体験している。

本書は国家財政破綻に陥った国の例を多数取り上げている。歴史は繰り返すという事実から、日本もいつシステムが崩壊してもおかしくない状況であると著者は考えている。もはや時間の問題であると。各人しっかりと備えることを考えさせてくれる一冊である。

 

 

3  知らないと恥をかく世界の大問題1〜7

    池上  彰    あ

 

歴史は面白い。自分が生まれる何千年、何百年も前から世界には様々なことが起こっていたという事実を知り、長い歴史の延長に現在があると考えるだけでワクワクする。
このシリーズは池上彰が、2009年から執筆している。1年おきに発行されており様々な国の世界情勢がとても分かりやすい。本の初めには「世界の勢力地図」がありヨーロッパ、アメリカ、ロシア、中国、中東、日本の情勢が一覧でき同時進行でおこっている問題を俯瞰することができる。

すでに著者はTVにも多数出演しており、その分かりやすい解説には定評があるが、本シリーズもとても分かりやすい。圧倒的な知識と歴史のつながりを理解している著者は、事実を淡々と記しており、極端な見方に偏ることがないそのスタンスはクールであり信頼できるものである。

 

 

4  自分のアタマで考えよう

    ちきりん


本書は人気ブロガーのちきりんが執筆した、思考の方法論である。

この本を読みまずハッとさせられたのは、「考える」と「知っている」は別物であるということである。私たちは膨大な知識を持って物事を判断していることが多い。それは「考える」ことをしているようであって、実は安易に知識から浅い推測のもと判断していることが多いということ。知識が思考の邪魔をするということである。
ちきりんによれば知識とは「過去の事実の積み重ね」であり、思考とは「未来に通用
する論理の到達点」である。知識だけに依存し自分の頭で考えることが出来ないと、イノベーションは起こせないだろう。
本書を読めば、自分が論理的で知的な人間になれそうな気がする。

 

 

5  リベラルアーツの学び方

    瀬木比呂志

 

教養と聞くとどんなイメージを持つだろうか。身につけた方が良いが、身につけるのに多くの時間を要し、リターンは得られるのか?そんなイメージではないだろうか。
本書を読み、実践的な教養が僕たちの人生に多くの価値を与えるものだと確信した。本書も構成が秀逸である。「なぜリベラルアーツを学ぶ必要があるのか」から始まり、「基本的な方法と戦略」を解説し、「実践リベラルアーツ」と具体的な実践に入っていく。論理展開がしっかりされている構成からも本書の価値が推測できる。
第1章の内容では、生物学、脳神経科学、精神医学関連、自然科学と、生物としての人間を理解するというところから始まる。ヒトも自然を構成する生物の一種である。その自然科学的な考え方は究極の客観ではないだろうか。

第2章 哲学、社会・人文科学、思想、批評、ノンフィクションを学ぶことで、世の中の構造を学ぶ。

最後に第3章 文学、映画、音楽、漫画、広い意味での美術など芸術を学ぶべきだと述べている。本書は特にに芸術の重要性を述べている。教養を身につけるためにそれほどまでに、芸術は重要なのだろうか。しかし本書を読めば、その文章の深さ、美しさから圧倒的な知性を感じられるだろう。

著者は述べている。学者の書物でさえ、芸術面での教養があるか否かは社会に広い影響を与えうるか、また長く後世に残ってゆくものになるか意外に大きなポイントになりうると。 僕はこの本で紹介されている本を買いに書店に走った。