高城剛のオススメの書籍8選。
これまで様々なジャンルの本を読んできた。
合計700冊ぐらいだろうか。
25歳頃には、お金の本や自己啓発書。
26歳頃にはビジネス書。
そして27歳の時に高城剛の本に出会った。
当時僕がはまっていた作家が、本の中で「知恵の怪物」と絶賛していたのだ。
始めは氏の経歴からはうさんくささが滲みでており、何をやっているのかわからない人というイメージだろう。
しかし「僕の名前は高城剛、住所不定、職業不明」を買って読み始めた瞬間衝撃が走った。
読んでいて難しいことが書いてあるにもかかわらず「すごく気持ちがいい」のである。
今までたくさんの本を読んできたから分かるのだが、この人は心から気持ちよく本を書いていそうだと思った。
それからどんどん氏に惹かれていって、たくさん本を買った。
氏の考え方は世間一般と大きくかけ離れているところがある。でも未来を追求し続けるクリエイターは、今を生きていると私達と同じ目線で世の中を見ているわけではないだろう。
あなたが今のライフスタイルに疑問を感じ、何か新しいことを始めたいというのなら、是非読んでもらいたい本たちを紹介する。
さあ、新しい自分と出会う準備できただろうか。
- モノを捨てよ世界へ出よう
- 世界はすでに破綻しているのか?
- LIFE PACKING
- LIFE PACKING 2.1
- 高城剛と考える21世紀、10の転換点
- 21世紀の英会話
- 2035年の世界
- 空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか
- さいごに
モノを捨てよ世界へ出よう
2012年に執筆されたのが本書である。
高城氏がハイパーノマドライフを本格的に始めたのは2007年。
その時には周りに理解者はいなかったという。
そしてそれらの経験を元に本書は書かれている。
この本は「もうそろそろ日本やばいので、早めに世界に出て海外に生活基盤を作っておきましょう」と勧めている本である。
日本の問題点は、絶望的に遅い政治システム、経済基盤の脆さ、自浄作用を失ったマスメディアにあると高城氏はいう。
この事実より、個人が早めに日本を飛び出して、まず海外で生活基盤を作ることが大切であるとのこと。
海を越えることのメリットがひしひしと伝わってくるし、とてもワクワクさせられる。
それと同時に、「本当にこの国は大丈夫か?」と考えさせられた。
僕はこの本を読んでから、海外旅行への思いが日に日に強くなっている。
世界はすでに破綻しているのか?
本書は2014年に執筆された。
あなたは「国家財政破綻」と聞いてどんなイメージを持つだろうか?
本書の概要をざっくりいうと世界財政破綻した国が、どのように破綻に至ったのか経過を説明してある本である。
しかも高城氏は財政破綻しそうな国に出向いて、肌で街や市民の様子を感じ取ろうとしている。
好奇心旺盛すぎるではないか。
僕たち日本人は、国債がどんなに増えても、財政破綻まですると思っている人は少ないのではないだろうか。
でも僕は近い将来破綻すると思う。
その破綻の仕方が突然急にやってくるのか、今の日本のようにゆっくりと貧しくなっていくのかは分からない。
でも個人で備えておかなくては、この先不安要素が多すぎる国であると思う。
資本主義経済の中で生きている僕たちは、個人で稼ぐことをもっと考えないといけないのかとも思う。
あなたは本書を読んで、それでも対岸の火事だと済ますことができるだろうか。
LIFE PACKING
高城剛の未来をを生きるための物と知恵のつまった1冊。
世界中を駆け巡る氏は一体どんな物を持って移動しているのだろうかと、興味を持って読んだ。
めちゃめちゃシンプル。
持ち物を極限まで絞ってあるため一つ一つが選び抜かれた物であることは間違いない。
旅の経験から、空港をパスしやすい白シャツを着用していたり、iPadを1000冊の書籍の入った持ち運べるお気に入りの書棚としたりと本当にに参考になる。
自分でも買ったことのないようなデジタル機器類がいっぱい紹介してあって、思わず買ってみようかなーとなる。
この一冊を読むだけで、氏のすごさが分かるし、やっぱり面白い人だなと思う。
クリエイターを目指している人なら読んでおきたい一冊。
LIFE PACKING 2.1
前作LIFE PACKINGリリースより3年半の歳月を得て、書かれたのが続編の本書である。
高城剛氏が、1日だけの旅に出る時、2泊3日、2週間から1ヶ月、1年生活を送る上での個人的な持ち物についてまとめてある本である。
見開きのページの、左ページに写真がドーンとあって、右ページに数行の説明が書いてあるだけのシンプルな構成。
ほんとセンスいいなと思う。
もうこのシリーズは本当に待望した。
「世の中にはこんなデジタルガジェットがあるんだ」
「だれがこんな物使ってるの?」
まず誰もが、なんじゃこれと思うもののオンパレードである。
デジタルの強者の頭のなかが垣間見れる貴重な本である。
あなたが旅好きやミニマリストなら絶対そそられるはず。
高城剛と考える21世紀、10の転換点
本書は2014年に書かれている。
強い個人になるための未来予測の本である。
今世界はすさまじいスピードで変化しており、これからは個人の時代になっていくことは間違いないと氏は本書の中で述べる。
確かに、スマホが登場して数年しかたっていないが、僕らの生活は大きく変わった。
誰もが常時インターネットに接続でき、ソーシャルメディアで会ったこともない人と繋がれる。
インターネットのサービスによって、すぐに資金を調達できたり、航空券を取得できたりできる。
そして、5年後更に変化していることが予測される。
本書は「仕事」「お金」「健康」「食」「住居」「言語と国際感覚」「移動」「情報・通信」「娯楽」「国・都市」のカテゴリーから書かれている。
これからは、
テクノロジーによって新たな仕事が生まれる。
仕事において2つ以上の分野を極めることが必要になってくる。
そして定住から移動する時代へ突入する。
アルゼンチンのように一国多通貨の状況が拡大していく
などなど示唆に富む情報が盛りだくさんである。
今読み返しただけでもやっぱり面白い。
成功している人はみんな「逆張り」が上手いし、是非本書を参考にしてほしい。
21世紀の英会話
本書は2013年に書かれた。
英語を身につけるためにフィリピン留学を推奨している本である。
氏は21世紀に必要なスキルを「デジタルリテラシー」「英語」「国際感覚」であるという。世界でコミュニケーションを取っていく時、又世界の情報が得る際には、英語を習得しておかなければいけない。
英語は、グローバル社会を生き抜くライセンスなのだ。
すでに現代人にとって、できて当たり前のスキルとなりつつある。
本書に説得力があって面白い点は、実際に氏が入学し、取材をし、英会話学校評価ランキングをしている点だ。
実際に通って、良いところ、悪いところなど経験をもとに書かれている。
大いに参考になるだろう。
最後には、高城氏自身の個人的な英語勉強法も載っていて、読んでみる価値あるだろう。
2035年の世界
本書は2014年に書かれた。
「高城剛と考える21世紀10の転換点」が大きな枠で書かれているのに対して、2035年と今から約20年後の未来予測が、割と具体的にかかれている。
この本は、僕にとって少し難しかった。
医療の項目で印象に残っているのは、これからは遺伝子情報をもとに未病の病気を知る「オミックス医療」の時代くるとのこと。
また体内診察や治療を行ってくれる「薬事ロボット」も面白い。
テクノロジーによって、医療の未来も変化していくのだ。
「人類はもしかしたら死ななくなるかもしれない」
今は笑い話のようだが、最新のテクノロジーによって可能になるかもしれない。
本書を読むことであなたの世界は間違いなく広がり、未来は恐れるのではなく楽しむものだと思うだろう。
空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか
本書は2016年に書かれた。
ドローンの本である。
僕はドローンをまだ買っていないがものすごく欲しい。
最新テクノロジーに触れたいし、映像を撮ったりしたいからだ。
氏はドローンに総額1000万円は費やしたという。
氏はデジタルデバイスを買うことは投資であるという。
クリエイターにとって、最新デバイスを買うことは設備投資なのかもしれない。
本書では、これからはドローンによって、「インターネットが重力に挑戦する」と書かれている。
インターネットがサイバースペースから現実世界はへ拡張していくということである。
ドローンにセンサーがついているため、常に監視されたりと現実世界のサーチエンジンになっていくのだそう。
そう考えると恐ろしい。
そしてドローンはただのおもちゃではなく、ビジネス、戦争、農業とあらゆるものへと応用されていく。
また小さいドローンによってあらゆる空間が、情報空間になっていく。
可能性ありすぎではないか。
本書を読めば、絶対ドローン欲しくなるはず。
さいごに
僕が高城剛をオススメする理由は、未来を肯定的に捉え、楽しんでいるところだと思う。
それも圧倒的な経験と、知性があるので説得力もある。
確かに氏の考え方は世間一般とはかけ離れているところもあるだろう。
でも、氏の考え方が好きだ。
あなたも自分らしいライフスタイルを手に入れるために、参考にしてみてはどうだろうか。